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工業大学生のドイツ修行記

ドイツの大学に留学中の某工業大学生の様子をお伝えします

トビタテ! 留学JAPAN

Grüß Gott!

 

先週末、念願のスイスにある街チューリッヒを訪れました!

というのも元々はチューリッヒにある大学に留学をしたいと考えていたのですが、受け入れてもらう研究室や物価などの点から、結果的に今いるミュンヘンの大学にお世話になっております。

詳しいチューリッヒでのお話はまた次回にしたいと思いますが、承知していたもののとにかく物価が高い! 着いてすぐ小腹を満たすために、駅中でサンドイッチを買うことにしたのですが、1番安いものが5.90フラン(660円くらい)。

まぁ、高いっちゃ高いですけど、1回の食事だと考えればなんとか我慢できると自分に言い聞かせ、Sサイズコーヒーと一緒に注文。ただ、このコーヒーの値段を確認しなかったことで、スイスの物価の洗礼を受けることに......

 

店員さん「10.30フラン(約1150円)です。」

私 (!?!?!???!?)

 

まてまて、なんで1000円超えてんだw レシートをもらって、値段を見ると

Sサイズコーヒー:4.40フラン(約490円)

ミュンヘンならSサイズコーヒー4杯飲める値段でした(^p^)

 

そんなこんななチューリッヒ観光だったのですが、このブログを読んでいただいている方の中には、

「ここの管理人はノルウェー行ったり、チューリッヒ行ったり、決して物価が安くないところにちょくちょく旅行してるけど、お金はどうやって調達しているんだ?」

と思ってる方もいるかもしれません(いないかもしれませんが笑)

 

ということで、今回は私がお世話になっている奨学金及び留学支援プログラムの宣伝ご紹介です。

www.tobitate.mext.go.jp

 その名も『トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム』!

(ネーミングセンスについてのご感想は個々人に委ねます)

このプログラムは2014年より開始された、官民協働の海外留学支援制度です。大学生だけでなく高校生の留学も支援してくれます。奨学金自体は国のお金や税金からではなく、ご支援・ご協力いただいている企業・団体様からの寄付によって成り立っております。私の留学があるのも、皆様からのご支援あってこそだということを、改めてこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。ありがとうございます。

 

さて、このプログラムの狙いや具体的な目標については、上記のリンクのトップに記載されているのでそちらをご参照ください。 

そこよりも、このプログラムにご支援いただいている中で、当事者として今までのところ良いなと思うことや、その他感じていることなどをお話したいと思います。

 

自分の留学/将来を考える時間

このプログラムの全体を通して、色々な場面で自分の留学、そして自分自身のことを考える機会があるなというのが一番の印象です。

この留学支援プログラムに応募するための大きな縛りとしては座学や語学学習以外の、何らかの活動(プログラム内では実践活動と呼んでいます)を計画に盛り込み、現地でそれを実践し、帰国することが義務付けられています。

ちなみに私の場合は、現地の研究室での研究活動とその成果発表がそれにあたるのですが、他にも現地でのインターンシップ活動,自身の専攻に関する調査やフィールドワーク等で留学に臨んでいる学生もいます。

そういった受動的に授業を受けるだけでない、何かしらの活動や目標を応募の段階から掲げさせることは、必然的に自身の留学や自身の将来を考える時間を要します。実際、応募を出す際の計画書の作成の際には、自分がどういう留学にしたいかを考え、それを書面に起こしてきちんと伝えられているのか第3者に見てもらったりして、それなりに時間をかけたように思います。

 

また、事前及び事後の研修(1泊2日)もあります。そこでは、同じく採用された学生(通称トビタテ生)たちと一緒に、事前研修であれば主にお互いの留学計画をシェア・ブラッシュアップし、事後研修ではお互いの留学での成果報告をすると共に、それをどうその後自分の行動や思考につなげていくかを見直す機会となるようです(事後研修に関してはもちろん私はまだ参加してないので、情報が曖昧です、ごめんなさい)。

「留学するのにそんな仰々しいことしなくても・・・」

と思う方もいるかもしれませんが、私個人としてはとても大事な時間だと考えています。日本人の学生的には、留学というのはある種ちょっと遠回りといいますか、人よりもちょっと寄り道して学生時代を過ごすようなものかな、私は感じています。普段のせわしない日常からちょっと道を外して、真に”自分のために”時間を使う。そんな時間の中で多少なりとも、自分のやりたいこと、自分の持っているもの、足りないもの、自分のこれからを考えないなんてもったいない!(もちろん人それぞれの留学があってしかるべきだとも思いますが)

そういった点では、単にお金だけを支援していただく奨学金プログラムよりも、自身の留学を有意義な方向に持っていくチャンスが多いと思います。

 

新たなコミュニティや発見の場としての存在

このプログラムは一度に500人前後の学生が採用され、採用後の壮行会や事前・事後の研修などで、一同に会する機会も何度かあります。出身も大学も専門分野も違う、けれども留学という1つの大きな共通の目的も持つ、こんなにもたくさんの大学生と交流できることは、普段の大学生活の中でも経験できる機会は本当にわずかなのではないでしょうか?

そして当然、個々人の留学の具体的な目的は異なります。本当にやる気と思考と行動力に満ち満ちた人たちの集まりだなと事前研修で面を食らったのを今でも覚えています。そして今でも、ちょくちょくSNSなどで報告されるそういう人たちの近況を見ると、自分の留学なんてまだまだ思い描いてた姿には近づけていないなと焦ったりもします(苦笑)

この半年の中でも、同じく留学に奔走するトビタテ生何名かと新たに知り合ったり、再開する機会はありましたが、国や地域が違うと自分が体験している留学とは違う留学がそこにはあるということが実感でき、それもまた非常に刺激的でした。

 

留学は必ずしも"特別"なのか/”普通”って何なのか

とまぁこんな感じで、経済的な支援だけでなく、他にもステキポイントがあるステキプログラムだよということで紹介してきました。ちなみに肝心の経済的な支援に関しては、ドイツで一番物価が高いとされているミュンヘンであっても、自炊をしたりして1ヶ月半~2ヶ月くらいそれなりに節約していれば、欧州であればちょっと遠くの街や他の国に旅行することができるお金が溜まるくらいの額はいただけているという感じです(ざっくり)。

個人的に、お金の面でこのプログラムをアピールしたくないなぁと思ったのであえて具体的な金額は伏せますが、そこも含めこのプログラムのことをもっと知りたい方はぜひ詳細を掲載したリンクでご覧ください!過去の留学記録なども最近更新されましたので、そちらも参考になると思います。

 

さて、このようなある種選抜された人間としてご支援をいただいている上で、今の私の留学があるということで、今この記事を書きながら改めてそのありがたみをかみ締めているのですが、果たして本当に私の留学は”特別”なものになっているのか、この1ヶ月くらい悩んでいました。

先ほども述べたように、私なんかよりももっと大きな目標を掲げてアクティブに留学している人もいますし、他の奨学金制度や留学プログラムを利用して留学している人もいます。また一方で、このプログラムに応募したけれども残念ながら採用をいただけなかった学生さんや、そもそも留学したくても様々な事情でできない学生さんがいることも事実ですから、上から目線に物を語るつもりはありませんが、そういった意味では特別だし、本当に支えていただいている方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

 

ただ、そういった事実も含めて、自分の留学が本当に”特別”なものになっているかを考えないといけないな、とふと思った次第です。

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この写真はミュンヘンに着いた次の日に撮影した、Königplatzという大きな広場のパノラマ写真です(もっと臨場感が伝わると良いんですけどね笑)。 ここはナチスがドイツで台頭した際には、多くの式典などが開かれた場所でもあります。この大きい広場が地下鉄の駅を上がると突然ドカンと現れます。みなさんはこの写真を見てどんな印象を受けられるでしょうか?

 

そんな歴史的な広場を私はほぼ毎日通学路として通過しています。着いてしばらくは、ここを通るたびに「うおー、ドイツに来たー」というウキウキ感を感じていましたが、しばらくしてからは正直単なる道と化してしまいました。そのことに最近ふと気づき、なんというか、焦燥感と言いますか、恐怖感のようになものに苛まれたんですね。

「毎日毎日ほぼ変わらないこのだだっ広い広場を通ってきたけど、私は何をこの半年してきて、あと半年何ができるのだろう。」と。

 

先述したように他の国や地域に留学している人たちと話していてもそうです。先週末チューリッヒで留学している学生たちに会った時は、特に物価のことについては羨ましがられ、スーパーでお肉を買うのですらなかなか手が出ないというのを聞いて、衝撃を受けました。私が”普通”だとこの半年間思ってしまっていたことが、同じヨーロッパでもちょっと離れたところにいけば”普通じゃない”。そういうことを改めて思い知らされました。

 

また、この半年感過ごしてみて、わが日本のことを思ってみると、今まで”普通”だと思っていたことが”特別”だと感じる点も多くありました。ただこの話はここですると、また長くなるので別の機会にしたいと思います。

 

この意識は、日本に帰ってもどこか頭の片隅に置いとくと、いいことあるのかなぁなんて思いながら、焦る気持ちを抑えつつ残りの半年間を有意義に過ごしていきたいと思う、春の陽気も感じられる3月下旬なのでありました。

 

ではでは

Tschüss!

Im Labor studieren

Grüß Gott!

 

 ミュンヘンに来てもう少しで半年が経とうとしていて、私の留学も早くも折り返しとなります。この半年は新しい環境の中で、授業をほどほどに受けつつ、日本にいる時とは異なるテーマで研究に取り組む期間となりました。この二足のわらじが思ったよりも折り合いをつけるのが難しかった一方で、メリハリのある生活を送れたかなというのが、端的な感想です。

 

授業に関しては、研究との兼ね合いを考慮して惜しくも途中1つリタイアして、専門科目授業でのプレゼン・筆記試験とドイツ語クラスの筆記試験を受けました。結果はというと、無事に単位を取れ、たった授業2つ分ではありますが、何かしらの形として成果が残せてホッとしておりますヽ(;▽;)ノ

ただ正規の学生に目を向けてみると、大学院1年目の学生でも試験が5,6つあったり、それとは別にグループワークによる成果発表がある学生はゴロゴロいるようでした!

いやー、そう思うと自分甘々ですね……(一方で日本の理系大学院生と異なり彼らは研究活動をまだ始めてないというのもありますが)

 

研究の方はというと、そこまで遅れを取っているというわけでもないと思いますが、お世話になってる研究室の中で新規のテーマということで、実験装置の設計と実装に時間がかかり、未だ実験ができずもどかしい日々(;´д`)

私がお世話になってる研究室は教授1,ポスドク3(そのうちの1人が私に指導をしてくださっています),博士課程学生15で構成されています(私が留学してる大学の中でもかなり人数が多い方のようです)。

ここで、日本の理系学生さんが思うことの1つとしては、

「学部生と修士学生は何人いるの?」

「研究室のライフスタイルってどんな感じ?」

というところですよね。私も初めて顔合わせをした時に色々聞きました。

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私「学部と修士の学生は何人いるんですか?」

指「んー、自分が面倒見てる学生以外は知らないからなー。分からないよ 笑」

私(なんだそれ……)

 

その後研究室や友人たちと過ごす中で分かった、私が留学している大学の学部・修士学生による卒業・修了のための研究スタイルは以下のような形が普通のようです(※管理人調べ)。

 

*研究期間は長くても半年(それまでに単位はそろえておくのが普通)

*指導は、教授,ポスドクだけでなく博士課程学生にもお願いできる

(一方で博士課程学生は学位を取るためにはpractical workとして卒論・修論の指導をすることが必要)

*限られた選択肢の中から研究室を選ぶというよりも、自分の興味のある研究をしている教授,ポスドク,博士課程学生に直接アプローチをして受け入れをしてもらう

(教授との相談の末、ポスドクや博士課程学生に付いてもらうケースもある?)

*研究室全体での定期的なミーティングや進捗報告会などはない

(博士課程学生以上は時々進捗報告会みたいなことをやっているのを見かける)

*ミーティングは基本的に自身の指導教員と1対1

(毎週決まった時間にミーティングがあるわけではないので、何かあったらこっちからアプローチする必要がある)

*博士課程学生は各自のデスクを2~3人/1部屋の個室で使っており、修士以下は基本的に研究室内にたくさんある兼用デスクに散り散りになっているので、コミュニケーション取ったことない学生がほとんど

(博士課程学生同士に関してはかなり仲良さそうにしている)

*拘束時間はないが、ほとんどの人は9時~18時という感じ(19時にはほぼ誰もいない)

 

ご覧のように学部・修士学生に関しては、日本の理系研究室よりも個人プレー感が非常に強いです。日本の学生が多くの時間を割いているであろう、進捗報告会や勉強会用のレジュメやプレゼン作りがないのは、正直かなり楽です(笑)

ただ最近は、日本にいたころのように先生が定期的に時間を割いて話を聞いてくださる機会があったことがありがたかったなと、少しホームシック気味です(´・_・`)

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私がお世話になっているポスドクの方は、こちらからヘルプや解決策を求めれば親身に話を聞いてくださる一方で、日々忙しそうにされています(一応私の主観)。

なので、私の研究がそれなりに上手く進んでいるときや、ちょっとした疑問で自分の経験や知識でカバーできる範囲内であれば良いのですが、特に今は自分の技量でどうしようもない所で詰まっていて、お忙しいところに何度もヘルプを求めに行き、かなり時間を割いていただいている状態です・・・ 他の研究室メンバーの方に尋ねにいくという手もあるのですが、まったく異なる研究テーマを研究されているのと、普段あまり接点がないということもあり、質問できる内容がかなり限られているので、どうしても自分の指導教員を頼らざるを得ません。

ただこういった時、どうしてもいわゆる日本人気質が出てきてしまって、尋ねに行くのがだんだん申し訳なさから億劫になってしまうんですよね(汗) 一方で自分で対処したり知識の補充をする努力や、できるだけ質問やヘルプの内容が簡潔になるよう心がけているつもりですが、”理系人”としてはまだまだそういった部分も足りないなと痛感しています・・・

 

今の環境も親切な人たちに囲まれて好きですが、日本にいた頃も多くの人の助けでなんとかやってこれたんだなという感謝の気持ちと、専攻分野を学ぶ一学生として必要なこと知識やスキルをもっと増やしていかなければと焦る、今日この頃です。

 

少し湿っぽい感じになってしまいましたが、まぁあくまで私のケースであって、海外の大学でやる研究ってどんなかなぁっていうのと、みなさんの今の環境との比較対象になればということで。

 

本当はこの記事とお世話になっている奨学金の記事を1つにするつもりだったけど、長くなりそうだから次回に持ち越しますw

 

ではまた。

Tschüss!

Leute im Reisen

Grüß Gott!

 

ドイツは各地でFasching / Karneval (謝肉祭)の時期となり、ミュンヘンでも先週末は、お面を付けたり、フェイスペイントをしていたり、奇妙なコスチュームを身にまとった人たちが街中や電車の中でよく見かけました。

と言っても、実はFaschingが何なのか、ちゃんと理解していないんですよね……まだまだ勉強不足です(ーー;)

 

さて、そんなお祭り気分な時期に、日本から友人2人がはるばる遊びに来てくれたので、一緒に小旅行へ行ってきました!

なので今回は回った街とそこで出会った人たちとのエピソードを紹介します。

 

1. Salzburg in Austria

1つ目はオーストリアザルツブルグ

ミュンヘンから電車に揺られること片道2時間ほどの場所にあります。

ここは音楽家モーツァルト生誕の場所として有名です。

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着いてすぐ立ち寄ったMirabell Palaceの庭園で友人たちとはしゃぎながら、カメラをパシャパシャ。

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わし「あそこに見えるのがHohensalzburg 城かな?」

友1「んー、そうっぽいなぁ。」

友2「うんうん。」

おっさん「¥&#^#*$#$ (ドイツ語)」

 

誰やねん、ビックリしたwwww

 

おっさん「日本人?(以下日本語)」

一同「はいw」

おっさん「どっから来た?」

友1「東京!」

おっさん「No, 埼玉 or 茨城?」

人の出身を勝手に決めつけるおっさん笑

友2「私は埼玉。」

おっさん「Oh! 埼玉! 昔よく越谷ショッピングセンターで買い物してた!(テンション爆上げ)」

一同(爆笑)

 

おっさん「私、帰りの電車まであまり時間ない。Palaceの中を案内するからついて来て。」

怪しみつつもついて行くことに……

 

そこには素敵な建築様式のスポットが!

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おっさん「ここ、Sound of Musicで出てくる有名な階段。それからここ、Meeting hall. ここでやってるコンサート、(値段が)めちゃ高い。」

 

案内し終わると、

おっさん「あぁ!もう駅に行かなきゃ。バイバーイ(颯爽と去って行くおっさん)」

 

あっという間の出来事に終始着いて行くだけでしたが、特に何か取られたりなどトラブルもなく(疑ってごめんなさい・・・)、むしろ私たちだけだったら見過ごしていた場所を見ることができて、感謝でした(*'▽'*)笑

 

市街地全体が世界遺産ということもあり、かなり整備されて綺麗な街並みでした。日帰りでしたが、充実した1日。

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2. Nördlingn in Germany

翌日、朝から電車に乗り込みミュンヘンから北西に行ったところにある街Nördlingen (ネルトリンゲン)へ。

ここは漫画『進撃の巨人』の舞台となる街のモデルと言われているとこだそうです(私は漫画を読んだことないのであまりピンとこない)。実際、漫画に出てくる街の様に、街の周りを壁がぐるりと囲んでいます。また大昔に隕石が落下した地域でもあるとか。

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写真は街の中から撮影した外壁と街の中心にある塔の上から見た風景

 

街の中心は直径1km程度と非常に小さいですが、こういった小さな街にも興味深い歴史が刻まれていることを実感。

次の街に行く前に、駅の近くある鉄道博物館に立ち寄ることに。そしてここでも貴重な出会い。

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博物館の前に着くと、中から1人の男性が出て来ました。

男性「博物館見に来たのか?」

私「はいー。」

男性「残念ながら、今の時期は閉まってるんだよ。」

私たち(Oh...)

男性「いやでも、せっかく来てくれたから上司に相談して、いいもの見せてやるよ。ついてこい。」

 

博物館の入り口からそれた横道に進む男性。するとそこには煙を吐きながら鎮座している巨大な蒸気機関車が!

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男性「ちょうど明日からニュルンベルクに向かって走る蒸気機関車のメンテナンスをしてるところなんだ。ちょっと待ってろ。」

(何やら1番偉いっぽい人と交渉し始める男性)

偉い人「こっちに来てくれ。」

特別に敷地の中に入れてくださり、色々と話をしてくれました。

どうやら、昔から日本の鉄道技師の方とも交流がある方だそうで、ゆっくり見ていってくれととても親切にしていただきました。思わぬところで日本との繋がりを見つけたと同時に、先人の日本人の方への感謝と、自分も帰国したら海外から来てくれた人たちに親切にしなければという気持ちを改めて痛感。

 

大変貴重な機会に感謝して、私たちは次の街へ。

 

3. Regensburg in Germany

Nördlingen から電車で東に向かって3時間。ドイツの世界遺産の1つであるRegensburg (レーゲンスブルク)にやって来ました。ここはライン川沿いにある小さな街で、古くからの建物や教会が多く残されています。

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写真は街の中心にある大聖堂。

到着してホテルに向かう途中、Fasching の時期ということもあり、仮装したりお洒落した人たちを目撃。

ホテルに着いて、夕飯を食べに行こうとホテルの受付を通り過ぎようとすると、そこにも仮装したホロ酔いの男性4人組が!笑

 

男性A「今日からFaschingだからな!お前らも近くにある店で1人1着、なんか衣装買って来い!今すぐだ!!!いいな!!!!」

 

僕らが愛想笑いをしながら受付を通り過ぎた後も、ずーっと何か叫んでました笑

 

翌日、朝から街の中を散策。

ライン川越しに見る街のパノラマは最高に画になります。

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街の中を歩いていると、一軒のチョコレート屋さんを見つけ、お土産にということで立ち寄ることに。

私と1人の友人が会計を終えて、もう1人が会計していると、サービスで丸いチョコレートを1枚ずつくれました(*'ω'*)

すると突然、店員のおじさん、出したチョコレートを日本語で数え始めたではないですか!

 

店「いち、に、さん!」

私たち(!)

店「...よん、ごー、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう!」

私たち「Perfect!」

 

話を聞くと、以前数年間、日本のとある企業のヨーロッパ支社にお勤めだったようで、日本にも何度か行ったことがあるとのこと。

 

店「新橋、歌舞伎町、六本木、銀座!Good Bier!」

 

またまた思わぬ出会いでした(´ω`)

 

 

他にも、今回の道中、親切にオススメのレストランの教えてくれた地元のおばあちゃんや、ミュンヘンで地下鉄の切符を買いすぎちゃったからと言って安く譲ってくれた鼻ピアスのお姉さんなど、明らかに観光客/よそ者の私たちに優しく声をかけて親切にしてくれる場面がありました(╹◡╹)

海外にいると、色々なトラブルに巻き込まれがちということで、もちろん身を引き締めるのが常ではありますが、こういう暖かい交流があるのは本当に嬉しい限りです。

 

国や母語が違っても、変わらないものもお互い持っているんだなぁ、とふと気づかされるそんな旅でした。

 

ではまた。

Tschüss!

Viele Optionen, Meine Entscheidung

Grüß Gott!

 

2月に入りミュンヘンは最低気温マイナスの世界から脱し始め、比較的過ごしやすい天気が続いています^^

寒さと積雪を理由に怠けていたジョギングも再開しましたが、案の定30分走っただけで足が悲鳴を上げてしまいました笑 仮にも中学生時代から日本を出るまで陸上部で体を動かしていたのですが、やはり当たり前だと思っていたことを環境が変わっても当たり前に続けるというのは難しいですね・・・継続は力なりとはまさにこのこと。

 

さてぇ、先日はバレンタインデーでしたね。最近は日本独特の”女子から男子へチョコを渡して愛の告白”文化も、”女子から女子に”とか”自分から自分に”みたいな傾向が多いと聞きました。バレンタインデーは日本ではお菓子メーカーの商業戦略として長年使われていますが、中身は少しずつ時代共に変わってきているんだなーなんて思います。

 

ではミュンヘンのバレンタインは?

ぶっちゃけ、街の中はバレンタインムードはほぼありませんでした!

なんなら、ムードがなさ過ぎて2日くらい前に日本国内からのSNS投稿なんかを見て気づいたくらいです笑

とはいっても、皆無というわけではありません。こちらをご覧ください↓

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バレンタイン当日に買い物をしに家の近くにあるショッピングモールに行ったときに撮影してきました。1枚目はチョコ売り場。たぶんバレンタインを意識して結構目立つところにおいてあるのですが、ご覧の通りまだまだたくさん残ってますね笑 そして誰も買う気配がない笑

一方で2枚目はそのチョコ売り場の向かいにあるお花屋さん。そこにはお花を買い求める男性たちの行列が!近くにもう1店舗お花屋さんがあったのですが、そこもたくさんの男性の方がお花を買いにきていました。

 

なるほど、これが話に聞くヨーロッパのバレンタインなのねぇ、と自分の目で確かめることができました。ただ、ヨーロッパから来ている学生数名にバレンタインのことを聞いてみましたが、やはり元々の宗教的・歴史的な意味合いはかなり薄いようで、商業戦略に使われたり(そもそも成り立ちが商業目的だと思っていた欧州学生もいました)、カップルや夫婦がプレゼント贈りあったり、美味しいご飯を食べに行ったり、といった認識のようです。

 

こんな感じで、日本に入ってきた西洋文化の本来の姿を垣間見たりするのは、やはり楽しいですね。異なる国・人種の人たちが歩んできた、あるいは今なお歩んでいる暮らしや人生を見聞きすると、自分のことも内省できて、すごく自分自身も生きている実感がわきます。

 

こっちにきてからというもの、言わずもがな知らなかったことや今まで考えたこともなかったようなことを考えたりするようになりました(それでもなお知らなきゃいけないこと、考えることは尽きないのですが汗)。

そしてこれからの自分の人生の中で、自分のアクション1つでまだまだ選択肢は増えるなぁと思っています。

自分で言うのもなんですが、私は昔から1つのことにのめり込むと周りが見えなくなるタイプです笑 だからそれに行き詰ったときにすごく息苦しいし、焦るし、ストレスを感じます。一度自分で決めたことは最後までやらなきゃとマジメに考えすぎてつぶれそうになることも今まで多々ありました。

しかし一方で、私は大学に入るために1年余分に勉強し、大学院というはたから見ればお前いつまで学生やってんだよという環境ですごし、あげく1年留学した後日本の大学の在学延長を予定しています笑 もうここまできたら、行き急ぐのを止めました笑 お父さん、お母さん、ごめんなさい笑

 

そんな面持ちの中で、日本を出る前からしばしば、”選択肢が多いことの重要性”を考えています。日本を出る前に、”豊かな人生とは選択肢が多いことだ”という人生哲学をある方から伺う機会があって、なるほどそういう尺度もあるのかと気づかされたのがきっかけでした。

 

学問や研究だけでなく、日々の暮らしやもっと先の人生スケールにおいて、自分で選べる”選択肢”が多いことは新たな発見や幸せな人生にどれくらい貢献するのでしょうか。

こんな例えにしてしまうのは我ながら雑だとは思いますが、レストランや喫茶店で選べるメニューが1つしかないお店ってなかなかないですよね。あったとしても、その1つしかないメニューがずば抜けて美味しくない限りは、多くのお客さんがそこにご飯を提供してくれる場所として(その他のサービスや、内装、接客態度などは今はとりあえず度外視して)魅力を感じて何度も足を運び、お店が末永く繁盛するということは生じにくい気がします。

 

これはあくまで僕の主観ですが、日本人はマジメで仕事熱心で、そこが例えばものつくりで言えばクオリティの高さなどに反映されてきているのかなと思う一方、中途半端が嫌いな国民性もあってか、重箱の隅をつついて結果的に停滞したり良く分からない方向に進んでしまっているようなケースが少なくないのかなと。こういうケースを様々なスケールの場において、選択肢の豊富さが多かれ少なかれ解決してくれる可能性を感じています。

 

しかし残念ながら、選択肢は黙って待ってても増えないのが普通です。逆に言えば、行き詰ったときこそ選択肢を増やしに行く絶好の機会なのではないでしょうか。再びレストランを例に出すとすれば、客足が途絶え気味な店の店長が新メニュー考案に着手するといった感じですかね。きっと他のお店に足を運んだり、修行に出たりして、勉強を重ねて、色々選択肢を探してくるのでしょう。その中できっと思わぬ料理に出会ったり、さらに洗練された料理へのヒントを得られるかもしれません。

 

では、いくつか選択肢を見つけたとして、どれを選ぶのが1番最善なのでしょうか?

こーれがまた難しい・・・ただ個人レベルの規模において社会に出ていない若造の私が最近思っていることは、

「自分で決めたことがしたーい!!」

ということに尽きます。(もちろん嫌々やらなきゃいけない場面もあるのは確かですし、逆に人に頼まれても楽しくやることだって私は可能だと思います) 

 

留学が始まってもう前学期があっという間に過ぎていきました。早いです。特に今週半ばまでは数は非常に少ないものの試験や英語によるプレゼンなどもあり、自分の意思とは無関係に、追われるように研究室に行きつつ、試験やプレゼンの準備をする日々でした。最高に生きてる心地しませんでした笑

 

そんな試験期間中、息抜きがてらネットに潜っていると、ある1人の日本人の講演の様子を見つけました。


ウメハラ「BeasTV」17/1/19 - 一日ひとつだけ強くなる 慶應丸の内シティキャンパス講演

名前は梅原大吾さん。この方は日本で始めてプロゲーマーになった方で、格闘ゲームの世界大会でも数多く優勝経験を持つ、この業界では世界的に有名な方です。

そんなプロゲーマーという、ある種自分の趣味の延長を通してお金を稼いで、国内外の様々なメディアからも注目され、周りから見れば日々楽しく生きているように見える梅原さんですが、ここ2年くらいゲームをするのが楽しくなかったと講演の中で語っています(動画内53分45秒あたりから)。

そしてその理由は、

「自分で決めていなかった。」「周りの顔色を伺っていた。」

からだと、自身で気づき、ようやくその退屈から最近脱せたとも語っています。

 

ゲームというはたから見れば単なる遊びの世界(※あくまで僕の思うプロゲーム界に対する一般の人たちからの目です)で、長年戦って世界の頂点に上り詰めた梅原さんが語る、

「自身の決断」「自身の人生」「周囲からの期待への応えかた」

には、今を生きる日本人に足りないパワーのようなものを私は感じましたし、留学という今を駆け抜けている私にも、この留学で何がしたいのか考え直すきっかけをくれました。

 

試験も終わり肩の荷が下りて、授業のない期間に突入しました。

研究は引き続き継続していきますが、自由な時間が増えたので、改めて留学が始まったころの自分を思い返したり、終わるころの自分を良くイメージして、”限られた時間で自分が本当にやりたいこと”をよく考えていきたいです。

 

ちなみにご紹介した動画は、先月行われた講演で質疑応答も含め2時間とかなり長めのものになっていますが、記載した部分からでも良いのでぜひ視聴して欲しいなと思います(でないと、この記事の落とし所が不明確で終わってしまうと思うので)。

もちろんお時間のある方はぜひ全部視聴することを私はおススメしますよ^^

選択肢とか変化とかそういうことに関しても語っています。

 

来週オーストリアザルツブルグに行くかもしれないので、次回は観光地紹介かなぁ。

ではではぁ。Tschüss!

Warum bin ich in Deutschland?: Nummer 2

Grüß Gott!

 

早いもので、もうすぐ1月も終わり。私の留学期間の3分の1が終わろうとしています。最近は、研究と授業課題などを理由に、遠出するのを避け気味ですが、街の中にあるまだ足を運んだことのなかった博物館に行ってみたり、日本人やこっちで仲良くなった外国人学生と時間を過ごしたりと、適度に生き抜きもしております。

 

1月の中旬に、私が留学している大学が企画・支援している各国料理を振舞うイベントにて、他の日本人学生たちと一緒に日本食を振舞いました。メニューは色々考えた結果、シンプルに『おにぎり』と『味噌汁』に。おにぎりの具も何種類か用意したりして工夫を凝らしたり、折り紙教室や日本の風景を紹介するスライドショーなど、みんなで協力しあって”おもてなし”をしました。

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準備は朝から行われ、作ったおにぎりの数は約450個!使用したお米の量10升(約15kg)!使用した炊飯器の数6つ!要した時間約5時間!計画段階では本当にこんな数作れるのかと思っていましたが、案外何とかなりました笑 ちなみにお味噌汁は約30Lぐらい作ったと思います笑

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プライバシーの観点から、イベント中の写真をお見せすることは避けますが、出身の国を問わずたくさんの学生が来てくれて、200人分程度を想定して作ったおにぎりもお味噌汁も足らなくなるほどでした!折り紙教室も大盛況で、鶴,手裏剣,風船,ゴジラなどを教えながら作ってもらい、お土産に持って帰ってもらいました。個人的に印象深かったのは、おにぎりに使っていた余った梅干しを試食してもらったときの、みんなの反応ですね笑

外国人学生1「これなに?」

私「Pickled Plum (梅の漬物)だよ」

外1「Plum? なんだそれ?」

私「んー、Fruitの一種だけど甘くない。酸っぱい。」

外1「(パクッ) !?!??!?!?!??(声にならないリアクション)」

外2「どれどれ・・・(パクッ) ん~、オレ的にはありだなb」

 

そんな感じで、日本のプチ親善大使的なこともちょくちょくしています。

 

ただ正直つい最近までは、自分の母国ではありますが、日本に対して暗い印象ばかり持っていました。

少子高齢化とそれに拍車をかけるような子育て支援制度改善の難航

ーひきこもりやいじめ

ー最近よく取り立たされる劣悪な労働環境や低賃金労働

ー欧米と比較した際の若者(もちろん自分を棚に上げることはできませんが)における学習意欲・語学力・国際意識および高等教育水準そのものにおける差

ー大学生における学業と就職活動の同時並行による弊害 etc. 

以上は私の中で特に気になっているトピックではありますが、こんなことを考えながら「おいおい、このままだと日本終わるぞ」という危機感しかありませんでした。そして、将来いざという時はそんな環境におさらばするための第2の故郷を見つけるための、いわば"プレ逃亡"という側面が、今回の留学にあるということは否定できません。

以前の記事で提示した、留学理由の1つである、

『日本に窮屈さを感じ、将来の活動の場を世界に広げるための足がかりにしたいから』

というのがそれにあたります。

 

しかし、12月中旬頃に同じようにヨーロッパで留学している日本人の学生さん(時期を分けて複数の国でインターンシップなどをしている方)と食事をする機会がありまして、そこまでの留学生活がどうだったかいろいろとお話をしました。

そこでその方が、色々な例を出しながら「私も以前は暗く考えていたこともあったけど、今は日本最強だと思ってるよ。」と言い放ったです。衝撃でした。別にそれが正しいとか間違っているとかそういうのではなくて、自信たっぷりにそう言えるのがただただ私の中で衝撃だったのです。またその方は、私とは違い複数の国を見て回っていることもあり、私よりもたくさんの比較できる対象や知識を有していました。私はどちらかといえば1つの対象に対して深く知りたいと思うたちなので、そういった方にお会いできたのは非常に有意義でした。

 

その日の夜、自分の中で母国に対する自分の気持ちを少し考え直しました(恋人かよ)

確かに電車の中で居眠りしたり、酔っ払って公衆トイレで夜を明かしても(経験談)、何か大きなトラブルに巻き込まれることはほぼ皆無だし、欧米諸国ではよく話題に上がる移民・難民等による諸々の問題はありません(移民・難民の受け入れ可否についてはここでは置いておきます)。

四季も豊かだし(少なくとも私の滞在中、ドイツの秋はほぼ無かった)、食事のバリエーションも富んでるし、多かれ少なかれ他国から愛されている伝道的あるいは現代的な文化も持っています。それに他の先進国に比べて少ないお金や資源で、なんとかここまで成長してきたという実績は事実です。今思えば、これらのことは当たり前のようで当たり前ではないのでしょう。

そして何よりこっちで生活していて、何か面白いものを見つけた時、

「あ、これは日本と同じ!」とか「これは日本とは違うなぁ」

と、必ず自分の母国と比べている自分がいることに気づきました。

 

「自分、日本めっちゃ好きじゃん」

 

それに気づいてまた少し見え方が変わりました。確かに自分の母国の現状に対する危機感は今でも拭えません。でもやっぱり、山積みの課題がどれか1つでもいいから、良い方向に向かって欲しいし、できるなら少しでも貢献したいという気持ちに正直になれた気がします。

 

しかし、まだ話は終わりません(長い)

それと同時に、”真に”他国と比較をしながら日本のことを考えるには、まだまだ知らなきゃいけないことが山のようにあることにただいま絶賛絶望中です笑

いわゆる”理系”であることを言い訳に、高校時代の世界史の授業を睡眠に費やし、大学に入ってからもろくに専門外のことを学ぼうとしてこなかった私は、比較対象である国々の持つ歴史的・宗教的・民族的・文化的背景を全然知りません(^p^)

もちろん日本のことに関しても一概ではありません。最近現代日本にも武士道精神は残っているんじゃないかと思い始め、誰もが知っている新渡戸稲造の書いた『武士道』を電子書籍で読んでみてます(便利な時代だなぁ)。しかしまぁ難しいですね笑笑笑

とにもかくにも、こっちにきてようやくスタートに立てたか、まだウォーミングアップしてる状態か、なんなら試合会場に着いたか、はたまた出れる試合見つけたレベルと言っても過言ではない笑

 

なので!

私のブログを読んで、何か言いたいこととか、お奨めの本とか、みなさんの経験談とか、何でも良いからガンガン突っ込んできて欲しいのです!今私は知識と経験が欲しい!(厨二病ですね)

 別に国際的な話じゃなくても、私が先にあげた日本が抱える問題に関してでも、日本の好きなところ嫌いなところでも、聞いて欲しい自慢や愚痴でも、社会はそんなに甘くねぇぞみたいな説教でも、何でも良いです。こっちからアウトプットするばかりなのは私もつまらないので。

 

人間学べる時間や集中力は個人差はあれど限られています。そんな中で人を通して学ぶことはある種効率的な1つの手段だと思うので、特に自分の専門外に関しては積極的にそこを頼っていこうかなと思います。

 

ま~た、まじめな話になってしまいましたね。まぁそういう性格なんで許してください笑 それではまた。

Tschüss!

Praxis in Deutschland

Grüß Gott!

↓前回の続きです。まだ読んでない方はこちらを先に↓

himazin-deutschland.hatenablog.com

 

さて、前代未聞の”ドイツでおへその手術”の可能性にビクビクしながら飛行機と電車を乗りついで、極寒の地キルナから無事ミュンヘンに帰還した私。

 

ところが少しは住み慣れた地に帰ってきて落ち着けると思いきや、1月に入ってから欧州全域が大寒波に襲われており、ミュンヘンも一面雪が積もっているじゃないですか!しかも気温も氷点下!!!

「正直もう雪は見たくない・・・」

しかし、こんなことでしょげててもしかたないし、とにかく今はおへそのことを考えなければ!

 

ということで、帰宅した翌日早速病院を調査。ここでもGoogle先生大活躍。

ミュンヘン 病院 [検索] \カチッ/

調べてみると、ミュンヘンには日本語で病院の紹介や予約の仲介をしてくれるお仕事をされてる方がいるとのこと。さすがドイツ3番目の大都市!ということでさっそくTEL.

私「もしもし・・・あのぉ、おへそが数日前から腫れてて痛いんですけど・・・」

電「その症状だと皮膚科か内科ですねぇ。予約など取れるか確認するので少し待っていてください。」

(数分後)

電「やはり年始でどの病院もまだ閉まっていて、皮膚科も開いてるのですが予約がいっぱいみたいです・・・」

私(Oh...)

電「ただ中央駅の近くに総合メディカルセンターがあるので、とりあえずそこで見てもらってください。」

私(良かった・・・)

 

ということで、教えていただいたメディカルセンターへ・・・と思ったのですが・・・

「そもそも”おへそ”ってドイツ語でなんて言うんだ?ていうか、英語も知らないわw」

ということで、電子辞書とインターネットを駆使して、病状を説明するのに必要そうな英単語と独単語をしばらく調べまくる作業が始まりました。

おへそ、炎症、臍炎、皮膚科、内科、保険、手術、化膿 etc.

全部の英単語と独単語を知っている方は、すばらしいです。ドイツでおへそが腫れても問題なく病院に行けます笑

 

そんなこんなで、いよいよメモしたノートを携えていざ目的の場所へ。幸い受付の人が英語がしゃべれたこともあり、さすがに体のことですし、ちゃんと症状が伝えられないとまずいので、まだ無難な英語を駆使して受付で事情を説明。待合所に案内されて待つこと20分ほど。名前を呼ばれて診察室へ。ここでも英語で必死の説明。

医「ん~・・・そんなにひどくなさそうだけど、気になるならこれは皮膚科に行った方が良いわねぇ。」

私(そう言われると思った)

医「これ、皮膚科の名前メモしておいたから、あとは自分で調べてね。」

 

ということで皮膚科を紹介してもらい、よしこれで何とかなる!・・・と、思った矢先、病院を出てもらったメモを見ると・・・

「達筆のドイツ語読めないんですけど(^p^)wwww」

予想外の展開にテンぱる私wただその日はもう夕方になっていたので、とりあえず帰宅。その後お医者さんが言っていた○○公園の近くにあるよ、というヒントともらったメモを元にGoogleマップと決死の格闘笑 なんとかお目当ての皮膚科を見つけ出すことができました。

 

翌朝、改めて紹介してもらった皮膚科へ。

私「あの、英語でお話してもよろしいですか?(英語)」

受付のおばちゃん「私、英語得意じゃないのよね(ドイツ語)」

・・・あぁ、ついにこの展開になってしまった。そこからは少ないドイツ語のボキャブラリーと調べてきた専門用語をぶつけて数分間の押し問答。

 

受付「&%#^@*?(ドイツ語)」

私「すみません、もう一度お願いします(ドイツ語)」

受付「|&$&%=?(ドイツ語?)」

私「あ、はい。学生です(ドイツ語)」

受付「No, Insurance」

あ、英語しゃべってたんですね(錯乱)

私「あ、加入してます。」

受付「黒い箱のとこで、2番のボタン押して待ってて。」

 

なんとか第一関門突破ですwただ待ってるときもそわそわ。さっきと同じ展開に備えて、電子辞書を片手に必要な単語を必死にメモに追加する私。それを横でちらちら見ているドイツ人男性。まぁ、変なやつだと思われてもしかたないですね笑

 

医「○○番の方、どうぞ」

意を決して診察室へ。そして開口一番。

私「英語でしゃべっても良いですか?(英語)」

医「大丈夫ですよ(ニッコリ)」

さすがにお医者さんは英語しゃべれるのは当たり前な気がしますが、めっちゃホッとしました笑 そして症状を説明して、おへそを診てもらうことに。

医「あぁ、腫れてるねぇ。でももうかなり良くなってきてるから、軟膏を処方しとくから塗ってね。良くならなかったらまた来てくれ。」

 

ということで、無事手術に至らず済みました(T ^ T)

その後は処方箋を薬局に持って行き、もらった軟膏をおへそに塗ること数日。すっかり痛みも腫れもおさまって、快方に向かっております!よかったよかった。

 

ちなみに今回、2つの病院で診察をしてもらいましたが、かかった診察料は・・・

なんと、0ユーロ!無料でした!

正直、どれくらいお金取られるんだろうとビクビクしていたのですが、びっくりです。1軒目でも2軒目でも帰り際にお金のことを聞いたら、ドイツ国内の保険に入っているからお金は取らないよとのこと。後から調べてみると場合によっては、入院してもほとんどお金が取られないこともあるとか(ホントかよ・・・)。

 

それからドイツの大学で勉強するためには基本的に、ドイツの保険に加入することが義務付けられていて、そうでないと入学の許可が下りません(例外もあるかも・・・?)。もちろん住民登録やビザの申請などの際にも保険の証明が必要なることがあります。実は月々1万円ほど保険料を支払っていてまぁ安くは無いのですが、やはりいざというときにありがたさを実感しますね。

 

ということで、3回にわたって北欧旅行とドイツの病院への大冒険の様子をお伝えしました。最後まで読んでくださりありがとうございました。

それではまた次回お会いしましょう!

Tschüss!

Krankheit und Nordlicht in Sweden

Grüß Gott!

↓前回の旅行話の続きですぅ↓

himazin-deutschland.hatenablog.com

 

オスロに滞在したのは年が明ける前の12月29日までで、30日からはお隣スウェーデンの北部にあるキルナという街に行きました。なぜこんなクソ寒い時期に、あえてさらに北上したのかといいますと・・・

”オーロラがみたい!!!”

そんなこんなで友人一家にさよならを告げ、単身極寒の地へと飛びました。

      f:id:himazindatch:20170108211112j:plain

”雪すげぇwww”

ドイツを出る前はミュンヘンもまだそこまで雪が降っておらず、オスロも例年のこの時期より暖かいということで雪がなかったので、想像以上のギャップにかなり打ちのめされました。

 

気温はというと、私が到着した日は晴れていたのもあり比較的気温が高かったですがそれでもだいたいマイナス10度前後。しっかり着込んでいればなんとか外で活動できるといった感じでしたが、朝夕や日が出ていない日は日中でもマイナス20度近い時間帯もあり、そこまでいくと寒いとか冷たいとか通り越して、”痛い”っていう感じでしたw

 

そんなキルナに着いた日の翌日、大晦日の朝。着替えをするために服を脱いで、ふとおへそを見ると・・・

「え、なんか赤く腫れてるんだけど・・・!」

実はオスロ滞在中から、お腹に痛みがあり「クリスマスだから食べ過ぎたのかな笑」とか思っていたのですが、ここにきてようやく痛みの原因が発覚。

「これどうすりゃええんや・・・」

途方に暮れた私は、現代っ子の強い味方Google先生に診てもらうことに。

 

おへそ 腫れてる [検索]\カチッ/

 

Google先生「それは"臍炎(さいえん)"という病気で、おへそに傷がついたりした時に感染することで発症します。または”尿膜管遺残症”という病気の可能性もあります。どちらも症状が重い場合は”手術”する必要があります。」

私「しゅ・・・”手術”!?」

 

みなさん想像してください。気温-20度とかになるような異国の地で、病院も絶対に開いていないであろう大晦日の日に、現地の言葉が全く話せない人間が1人、手術になるかもしれないと不安に襲われた瞬間を。

しかし一方で、帰る日の飛行機は決まっているし、保険もスウェーデンの保険は入っていないし、仮に手術して入院とかになってもそれはそれで面倒だな・・・でも、おへそは痛いし・・・う~ん。しばらく悩んだ私は、健康を優先していちかばちか街で1つしかない病院へ向かいました。

       f:id:himazindatch:20170108211111j:plain

こちらは朝9時半ごろの写真。ようやく日が昇ってきて、気持ち明るくなってきた雪道を、痛みをこらえながら1人むなしく歩きました。

 

病院に着いて開いてるかなぁと思い自動ドアに近づいて見ると、

自動ドア (ウィ~ン)

私「おぉ開いたwしかも明かりもついてるしこれはやっている可能性!w」

しかし・・・

病院内 (シーン)

私「」

こうして無常にも誰もいない病院を後にし、私は宿に戻ったのでした。

 

その後は病院も薬局も開いてないし気にしてもしょうがないということで開き直り、暗くなるのを待ちオーロラ散策へ(ちなみに15時半くらいにはもう真っ暗)。宿の近くで家の明かりや街頭の少ないできるだけ暗いところを探しつつ、1時間ちょっと外に出てみましたが、空には雲がかかっていて見える気配無し・・・

 

「お腹も痛いし、クソ寒いし、オーロラ見えないし、もうどうしようもねぇ・・・」

 

完全に打ちのめされて宿に戻り部屋で暖を取っていると、突然外から歓喜の声が!もしやと思い急いで宿の外に出て見ると・・・

見えました!オーロラ!!!

暗い夜空をカメラでは写らないほどうっすらとした緑色のヴェールが泳いでいました。カメラに収められず皆さんにお見せできないのが本当に残念ですが、それは本当にはかなく美しい、自然が生んだ神秘といった感じでした。

 

外で騒いでいたのは同じ宿に泊まっていたスペイン人6人組。この人たちがいなかったらマジ見れなかった可能性ありましたね笑 その後、この人たちと一緒にしばらくオーロラ散策。先ほどよりも大きいものを数回観測することができました。お腹の痛みと寒さに耐えながら大晦日に見ることのできたオーロラは、色々な意味でいい思い出になりました笑

 

そしていよいよ年越し。街では新年を待ちきれず1時間ほど前から花火の音が鳴り響いていました笑 そしてスウェーデンも日付が変わり、花火の爆音と共に2017年を迎えました。その後数日して私はおへその心配をしながらミュンヘンへの帰路を急ぐのでした。 (つづく)

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