Leute im Reisen
Grüß Gott!
ドイツは各地でFasching / Karneval (謝肉祭)の時期となり、ミュンヘンでも先週末は、お面を付けたり、フェイスペイントをしていたり、奇妙なコスチュームを身にまとった人たちが街中や電車の中でよく見かけました。
と言っても、実はFaschingが何なのか、ちゃんと理解していないんですよね……まだまだ勉強不足です(ーー;)
さて、そんなお祭り気分な時期に、日本から友人2人がはるばる遊びに来てくれたので、一緒に小旅行へ行ってきました!
なので今回は回った街とそこで出会った人たちとのエピソードを紹介します。
1. Salzburg in Austria
ミュンヘンから電車に揺られること片道2時間ほどの場所にあります。
ここは音楽家モーツァルト生誕の場所として有名です。
着いてすぐ立ち寄ったMirabell Palaceの庭園で友人たちとはしゃぎながら、カメラをパシャパシャ。
わし「あそこに見えるのがHohensalzburg 城かな?」
友1「んー、そうっぽいなぁ。」
友2「うんうん。」
おっさん「¥&#^#*$#$ (ドイツ語)」
誰やねん、ビックリしたwwww
おっさん「日本人?(以下日本語)」
一同「はいw」
おっさん「どっから来た?」
友1「東京!」
おっさん「No, 埼玉 or 茨城?」
人の出身を勝手に決めつけるおっさん笑
友2「私は埼玉。」
おっさん「Oh! 埼玉! 昔よく越谷ショッピングセンターで買い物してた!(テンション爆上げ)」
一同(爆笑)
おっさん「私、帰りの電車まであまり時間ない。Palaceの中を案内するからついて来て。」
怪しみつつもついて行くことに……
そこには素敵な建築様式のスポットが!
おっさん「ここ、Sound of Musicで出てくる有名な階段。それからここ、Meeting hall. ここでやってるコンサート、(値段が)めちゃ高い。」
案内し終わると、
おっさん「あぁ!もう駅に行かなきゃ。バイバーイ(颯爽と去って行くおっさん)」
あっという間の出来事に終始着いて行くだけでしたが、特に何か取られたりなどトラブルもなく(疑ってごめんなさい・・・)、むしろ私たちだけだったら見過ごしていた場所を見ることができて、感謝でした(*'▽'*)笑
市街地全体が世界遺産ということもあり、かなり整備されて綺麗な街並みでした。日帰りでしたが、充実した1日。
2. Nördlingn in Germany
翌日、朝から電車に乗り込みミュンヘンから北西に行ったところにある街Nördlingen (ネルトリンゲン)へ。
ここは漫画『進撃の巨人』の舞台となる街のモデルと言われているとこだそうです(私は漫画を読んだことないのであまりピンとこない)。実際、漫画に出てくる街の様に、街の周りを壁がぐるりと囲んでいます。また大昔に隕石が落下した地域でもあるとか。
写真は街の中から撮影した外壁と街の中心にある塔の上から見た風景
街の中心は直径1km程度と非常に小さいですが、こういった小さな街にも興味深い歴史が刻まれていることを実感。
次の街に行く前に、駅の近くある鉄道博物館に立ち寄ることに。そしてここでも貴重な出会い。
博物館の前に着くと、中から1人の男性が出て来ました。
男性「博物館見に来たのか?」
私「はいー。」
男性「残念ながら、今の時期は閉まってるんだよ。」
私たち(Oh...)
男性「いやでも、せっかく来てくれたから上司に相談して、いいもの見せてやるよ。ついてこい。」
博物館の入り口からそれた横道に進む男性。するとそこには煙を吐きながら鎮座している巨大な蒸気機関車が!
男性「ちょうど明日からニュルンベルクに向かって走る蒸気機関車のメンテナンスをしてるところなんだ。ちょっと待ってろ。」
(何やら1番偉いっぽい人と交渉し始める男性)
偉い人「こっちに来てくれ。」
特別に敷地の中に入れてくださり、色々と話をしてくれました。
どうやら、昔から日本の鉄道技師の方とも交流がある方だそうで、ゆっくり見ていってくれととても親切にしていただきました。思わぬところで日本との繋がりを見つけたと同時に、先人の日本人の方への感謝と、自分も帰国したら海外から来てくれた人たちに親切にしなければという気持ちを改めて痛感。
大変貴重な機会に感謝して、私たちは次の街へ。
3. Regensburg in Germany
Nördlingen から電車で東に向かって3時間。ドイツの世界遺産の1つであるRegensburg (レーゲンスブルク)にやって来ました。ここはライン川沿いにある小さな街で、古くからの建物や教会が多く残されています。
写真は街の中心にある大聖堂。
到着してホテルに向かう途中、Fasching の時期ということもあり、仮装したりお洒落した人たちを目撃。
ホテルに着いて、夕飯を食べに行こうとホテルの受付を通り過ぎようとすると、そこにも仮装したホロ酔いの男性4人組が!笑
男性A「今日からFaschingだからな!お前らも近くにある店で1人1着、なんか衣装買って来い!今すぐだ!!!いいな!!!!」
僕らが愛想笑いをしながら受付を通り過ぎた後も、ずーっと何か叫んでました笑
翌日、朝から街の中を散策。
ライン川越しに見る街のパノラマは最高に画になります。
街の中を歩いていると、一軒のチョコレート屋さんを見つけ、お土産にということで立ち寄ることに。
私と1人の友人が会計を終えて、もう1人が会計していると、サービスで丸いチョコレートを1枚ずつくれました(*'ω'*)
すると突然、店員のおじさん、出したチョコレートを日本語で数え始めたではないですか!
店「いち、に、さん!」
私たち(!)
店「...よん、ごー、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう!」
私たち「Perfect!」
話を聞くと、以前数年間、日本のとある企業のヨーロッパ支社にお勤めだったようで、日本にも何度か行ったことがあるとのこと。
店「新橋、歌舞伎町、六本木、銀座!Good Bier!」
またまた思わぬ出会いでした(´ω`)
他にも、今回の道中、親切にオススメのレストランの教えてくれた地元のおばあちゃんや、ミュンヘンで地下鉄の切符を買いすぎちゃったからと言って安く譲ってくれた鼻ピアスのお姉さんなど、明らかに観光客/よそ者の私たちに優しく声をかけて親切にしてくれる場面がありました(╹◡╹)
海外にいると、色々なトラブルに巻き込まれがちということで、もちろん身を引き締めるのが常ではありますが、こういう暖かい交流があるのは本当に嬉しい限りです。
国や母語が違っても、変わらないものもお互い持っているんだなぁ、とふと気づかされるそんな旅でした。
ではまた。
Tschüss!