Schöne Stadt, Oslo
Frohes neues Jahr! 新年明けましておめでとうございます!
気づけば留学生活の1/4が過ぎてしまいました。肝心の研究は目標の1/4も進んでおりません。やばいですね。頑張ります。
前回ミュンヘンのクリスマスマーケットの写真をちょろっとアップしましたが、今回はそんなクリスマス休暇中のお話です。いつもみたいに説教くさくないので気楽に読んでくださいwでも、ほとんどクリスマスっぽい話はありませんのでご容赦くださいw
さてヨーロッパではクリスマスイヴとクリスマス当日は、スーパーも、飲食店も、観光施設もほぼぜーんぶお休みです。日本のクリスマスみたいにカップルでお出かけどころか、1人で買い物すらできないわけです笑
ではヨーロッパの人たちはクリスマスはどう過ごしているのでしょうか?ご存知の通りヨーロッパの人たちはクリスマスは家族で過ごすのが一般的のようです。なのでミュンヘンに留学に来ているヨーロッパ諸国の学生たちの多くはクリスマス前にみんな家族のところへ帰っていきました。
一方のアジア人留学生。母国に帰るにしてもお金と時間がかかるし、かといって現地でどこもかしこも閉まっているクリスマスをどう楽しく過ごすか、みんな考えるわけです笑 かくいう私も11月中旬くらいから早くもどうするか考えていました。そんなことをこっちで仲良くなったノルウェー人留学生にポツリと話したら、
「それなら一緒にうちに来なよ!」
そんなこんなで私のクリスマス休暇はノルウェーで過ごすことになったのでした!
ということで、来ました首都オスロ!いやぁ~、首都なだけあって高いビルとかも見えますね。ここでノルウェーの基本情報(※一部外務省HPより抜粋)
【ノルウェー王国】 (王国なので今でも王様がいます)
*国土:約38万平方キロメートル (日本とそんなに変わらないですね)
*人口:約521万人 (世界的に見てもそんなに多くない)
*言語:ノルウェー語
ちなみにノルウェー語 / スウェーデン語 / デンマーク語は似ているらしく、ある程度意思疎通が可能とのこと。実際にノルウェー出身の友人とスウェーデン出身の友人がお互いの母語で会話していて、便利だ~って言ってました笑 でも、たまに単語は同じなのに全然意味が違ったりして大きな誤解を招くこともあるとか。
*歴史概略:
9~11世紀 ヴァイキングの台頭による国家形成時代
1380年~1814年 デンマークによる連合支配
1814年~1905年 デンマークがノルウェーをスウェーデンに割譲仕様とした際、独立を試みるも失敗 / スウェーデンによる連合支配
1905年~ 独立
今のノルウェーになったのは歴史的には最近なんですね。私も行くギリギリまで知りませんでした。
*通貨:ノルウェークローネ (ユーロではない / そもそもEUに加盟していない)
では、ここからは駆け足でオスロの街を紹介~
①オスロ市庁舎
写真に写っている市庁舎内のホールでは毎年ノーベル平和賞の授賞式が開かれています。ホールだけでなく、2階にも美しい壁画で囲まれた部屋がいくつもありました。近くにノーベル平和センターという博物館もあり、過去の受賞者やその年の受賞者にフォーカスした展示を見ることができます。
②王宮
先ほど言ったとおり、ノルウェーには王様がいるので、ごらんのような王宮が街の中に建っています。夏場は中を見学できるようです。王宮の前に立っている衛兵の人の歩き方がビシッとキマっていました。
ノルウェーの画家や、その人たちに影響をもたらしたとされる有名なヨーロッパの画家たちの作品を中心に展示してあります。その中でも注目なのが、エドヴァルド・ムンク作『叫び』です。実はムンクはノルウェー出身の画家で、ここオスロで亡くなったため、たくさんの彼の作品がオスロに残されています。オスロには国立美術館とは別にムンク美術館もあり、そこでもムンクやムンクに影響を受けた画家の作品を見ることができます。
④アーケシュフース城
こちらはぐるりと高い城壁に囲まれた海沿いにある城塞。中世に建てられ、今でもオスロのランドマークとして残されています。城内には昔使われてた大砲なども平然と野外に置かれていて、かつてここで激しい戦いが行われていたことを想像させてくれます。後になって知ったのですが、ディズニーの『アナと雪の女王』に出てくるお城のモチーフらしい(私は作品見てないから分からないですが)。
⑤レジスタンス博物館
第2次大戦中ノルウェーは中立国でしたが、ナチスドイツによる占領を受けた歴史があります。実際滞在中にお会いした友人のお祖父さんは、英語は話せないが占領時の名残で少しだけドイツ語を話すことができました(ノルウェー人とドイツ語でコミュニケーション取るのはなんとも不思議な体験でした)。この博物館ではそんな当時のノルウェーの人たちがナチスドイツに対する抵抗運動をどのように行ったかが、さまざまな史料を通して紹介されています。思わぬところでドイツとのつながりを見つけることができました。
⑥豊かな自然
建物や芸術、歴史だけではありません。北欧のイメージといえば豊かな自然ですよね。オスロでも街の中心で海を眺めることができますし、少し街の中心から外れたところには山や森が広がっています。
一番下の写真は、ムンクが『叫び』を描くためのインスピレーションを受けた場所といわれている丘からの撮った写真。
はい、いくつかピックアップしてご紹介しましたが他にも、
*国立劇場
*オペラハウス (建物の屋根の上に登れる不思議な構造になっています)
*スキー博物館/スキージャンプ台 (オスロは1952年冬季オリンピック開催地でした)
*ヴィーゲラン彫刻公園
*オスロ大学 (門構えがとてもかっこよかったです)
*ノルウェー議会
*オスロ大聖堂
*ノルウェー民族博物館 (民族衣装を着たノルウェー美人に会えますよ)
*ヴァイキング船博物館
*ノルウェー軍事博物館 etc...
と、たくさんの観光スポットやステキな建物があります。
オスロとっても気に入ったので、ぜひ紹介したいなと思って今回はこんな感じの内容にしてみました。他にもたくさん写真撮ったのですがご紹介できなくて残念です。。。また、何かの折に紹介できたらちょくちょく見せたいと思います。
こんな感じで楽しい休暇を過ごすことができました。単なる旅行としてだけでなく、純粋に新しいことにたくさん触れ、少し博がつくような出会いが多かったです。
ただ楽しいのもつかの間、まさか新年早々病院に行くことになるとは・・・これはまた次回(?)
Tschüss!